フードを噛まない犬と、食べムラの対策

フードを噛まない(飲み込む)

結論から先に言えば、問題はありません。

◆フードで喉を詰まらせたら?

犬は、フードを噛んで潰して食べるのではなく、犬歯で砕いて小さくして飲み込み、胃の中で消化します。

野生の時代は、獲得した獲物を他の犬に奪われないように、急いで胃の中へ入れてしまう必要があり、この習性がフードを飲み込むことに繋がっていると言われています。

犬が摂食中に数回程度、犬歯でガリガリと砕く音が聞こえていれば、キチンと砕いて食べていますので大丈夫です。

ただ、犬が極めて短時間で、多量のカリカリフードを一気に飲み込んでしまったり、フードの粒が大き過ぎたりすると、喉を詰まらせてゴホゴホと苦しそうな仕草をしたり、ひどいときは窒息の原因になることがあります。

まず、犬が喉を詰まらせないように、体格に合った粒のフードを選ぶことが大切です。

万一、犬がゴホゴホと喉を詰まらせるような仕草をしたときは、いったんフードを取り上げて落ち着かせてください。

そのうえで、水で濡らして湿らせたり、お湯(※)で短時間ふやかして、フードの周囲を柔らかくしてから与えてください。

喉の通りを良くして、胃の中での消化を助けます。
※給餌の際は、お湯が充分に冷めていることを確認してください。

数回の摂食を観察して、犬が落ち着いて食べられるようになった時点で、あらためて、フードを徐々に硬くして、カリカリの状態に戻してあげてください。

特に子犬の成長中期(生後3~6ヵ月齢)は、あごの発育を助けるためにも、フードは出来るだけカリカリの状態で与えるべきです。

食べムラ

1.食べムラの原因

犬がドッグフードをシッカリ食べる日もあれば、全く手を付けない日もある、といった症状を見受けることがあります。

その主な原因は、犬が構ってくれないことを妬んでいるケース、おやつやフードのトッピングが多過ぎるケース、その結果として、現状のフードに犬が飽きてしまったケースです。

いつもの食事をシッカリ食べることが出来ている日が大半であれば、病気ではありません。

手を付けないケースが仮に連続2回以内であれば、まずシッカリ遊んであげたうえで、フードをふやかすなどの処置をして与え、しばらく様子を見てみましょう。

おやつやフードのトッピングは、全摂食量の1割以内を目安にしてください。

おやつを与えたら、同カロリーのフードを減らしてください。

おやつやトッピングの量が多過ぎる場合は、まずおやつから減らしてください。

2.ドッグフードを変えてみたら?

ドッグフードに手を付けない日が増えてきた場合は、最後の手段として、思い切ってフードを変えてみても良いでしょう。

ただし、フードの変更は、あくまで最後の手段にしてください。

頻繁にフードを変えてしまうと、かえって食べムラがひどくなることがあるので、注意が必要です。

ドッグフードのなかには、安かろう悪かろうというフードもあります。

元ブリーダー犬舎従業員としては、まず、フードの原材料、構成栄養素、粒の大きさ・形状・脂分などをしっかりチェックしますが、一般の飼主の方ですと、判断はなかなか難しいと思います。

そこで、初めての飼主の方でもわかる、良質なフードの簡単な見分け方をご案内します。

1)サンプルがあるかどうか

もっとも重要な基準です。粒の大きさ・形状・脂分等は、サンプルが無いと判りません。

サンプルが有料か無料かは、問題ではありません。

2)価格

安かろう悪かろうでは意味がありません。フードの最低限の質を保つ為には、最低限の費用がかかります。

セール価格ではなく、メーカー推奨価格基準で、最低限1kg1,000円は必要です。

3)大きさ

犬が、楽に口へ入れて噛める大きさでなければなりません。特に、小型犬用のフードは、粒が小さいことが重要です。

4)形状

犬がフードの匂いを感じ取るためには、表面積の広さが重要です。球状のフードよりも、円筒形など、ある程度つぶれた形状のものがベターです。

5)脂分等

実際に触ってみて、脂分が手にあまり残らないものを選ぶべきです。

脂分が多いフードは匂いの発散量が多いので、一時的に食い付きが良くなりますが、反面お腹を下したり、口臭がひどくなったり、残留脂分による肥満、といったリスクも増えてしまいます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする