犬の散歩のしつけ(準備編)

散歩の目的

散歩は、

1)犬にとって、適度な運動やストレス解消になります。
運動量や時間は、もちろん、犬種や個体差によって異なります。

2)犬が人間社会で生きていくための、絶好な社会化教育の機会です。
社会化教育とは、あなたへの服従に始まり、他の犬や人への攻撃性の抑制や、友好関係の促進などのしつけです。

3)実際の犬の友達や、あなたの犬友達が増えます。
実際の犬の友達はストレスを解消し、あなたの犬友達(飼い主)は、犬を飼育するうえで良き相談相手になってくれます。

犬にとっても、もっとも信頼しているとあなたと一緒に自分の縄張りを歩く共同作業ですから、至福の時間と言えるでしょう。

特に運動量が多い和犬(柴など)、猟犬(レトリバーなど)、牧羊犬(ボーダーコリーなど)の充分な散歩は、飼育するうえで、もちろん必須の日課です。

加えて、散歩をするまでの運動量を必要としない、チワワ、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどの犬種も、ストレス解消や社会化教育のために、散歩を強くお勧めします。

散歩は、他のしつけとは異なり、犬が新しい住環境に慣れている前提で、子犬より成犬や保護犬のほうが、経験値がある分一般的に早くしつけることが出来ます。

それではまず、準備から説明します。

散歩を始める時期

屋外で実際に散歩を始める時期は、

子犬については、必要な混合ワクチンを全て済ませ、最終の接種から2週間経過後です。

成犬・保護犬については、必要な混合ワクチンを接種済であればOKです。

以下の準備は、散歩を始める前にお願いします。

首輪か胴輪(ハーネス)と、リード

犬種や個体差によっても異なりますが、一般的には小型犬は胴輪(ハーネス)、中~大型犬は首輪が良いとされています。

首輪は、あなたの犬に装着した状態で、隙間に指2本を入れることが出来る程度、胴輪(ハーネス)は、金具を締めた状態で、同様に指2本を入れることが出来る程度に調整します。

重要な点は、首輪が抜けないようにすることです。あなたの犬に実際に装着したうえで、リードを軽く引っ張って、抜けてしまわないかどうかを確認してください。

胴輪(ハーネス)は、よほど緩く(体ごと抜けることが)ない限り、構造上抜ける心配はありません。

子犬は成長します。首輪や胴輪(ハーネス)は、子犬の成長を考えて準備しなければなりません。

あなたの犬の将来の成長に備えて、締め付けの調整が出来る首輪や胴輪(ハーネス)を、準備してあげてください。

リードは伸縮リードではなく、トラブルが発生した際に、あなたがすぐに手で引っ張ることが出来るものにしてください。

犬と人間との距離は、目安で1m程度(余分なリードは手に巻いておく)、アイコンタクトが出来る範囲内です。

伸縮リードもロックして引っ張ることは出来ますが、犬の突発的な行動に、ロックする分だけ対処がどうしても一歩遅れてしまいます。

またどうしても、犬が散歩の主導権を持ってしまいますので、あなたの犬がワガママ犬になってしまう可能性が高く、散歩の大切な目的である社会化教育上も問題が多いです。

走ってきた自転車が長く伸びたリードに引っかかって転倒し、裁判の判決により多額の賠償金を支払うことになった例もあります。

伸縮リードは、早朝の人が少ない公園で、犬に軽い運動をさせるために使いましょう。

準備した首輪や胴輪(ハーネス)に慣れさせる

犬のなかには、最初は特に首輪を嫌がったり、胴輪を装着すると固まってしまう仔がいます。

このようなケースでは、まずリボンやバンダナなどを巻き、徐々に異物に慣らしてあげてください。ご褒美(オヤツ)を併用してしつけても良いでしょう。

室内で、リードを装着して歩く練習をする

首輪や胴輪(ハーネス)に慣れてきたら、次に、いつも歩いている室内で、リードを装着して歩く練習をします。

最初はリードを持って自由に歩かせ、犬がリードを引っ張ったり、立ち止まったりする行為を徐々に矯正して、犬を徐々にあなたの横に付いて歩かせるようにしつけていきます。

犬がリードを引っ張ったら、大きい声で「ダメ!」と言ってリードを強く引くと、犬は首や胴が締まって苦痛を感じますので、徐々に苦痛を感じないで済むあなたの横に付くようになってきます。

犬があなたの横に付いた時点で、すぐ褒めてご褒美(オヤツ)を与えたりします。あなたの横に付けば褒められて、ご褒美(オヤツ)をもらえると犬に認識させます。

犬のご褒美(オヤツ)は、キチンと横に付けるようになってきた時点で、徐々に減らしていきましょう。

犬の散歩のしつけ(実践編)ページはこちら

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