睡眠と遊びから見る、犬の健康チェックの方法

睡眠

犬の場合、子犬期はそのほとんどを、成犬期でもその半分以上を寝て過ごします。

犬の睡眠は本能ですから、一見では寝ていないようでもどこかで必ず寝ていますので、健康を直ちに心配する必要はありません。

ただ、躾けの一環として、犬をダラダラと長く遊ばせるのではなく、生活にメリハリを付けて、あえてノンレム睡眠(熟睡)の時間を作ってあげてください。

睡眠の時間は、必ずお家(ケージ)に戻して、泣いてもわめいても構わずに、キチンと寝かせるようにしてください。

犬は、構わずに放っておくと、最初は寂しくて吠えることがあるかも知れませんが、そのうちに必ず寝てくれます。

人間と同じベッドで、一緒に寝るのは論外です。犬は、一緒に遊んで欲しくて、眠れるはずがありません。

犬は、ベッドのなかで一見寝ているようでも、レム睡眠(体は寝て頭は起きている)の状態です。全睡眠時間の2割は必要とされているノンレム睡眠が出来ませんので、ストレスが溜まります。

野生時代の犬は、穴倉の営巣に隠れて寝ていました。ケージを段ボールで囲う位で、ちょうど良いと思います。

犬は、お迎えした直後の場合などは、環境の変化によるストレスなどから、なかなか寝付けないケースが多いと思います。

最初は、ケージを段ボールで囲ったり、テーブルクロス等をかけて犬の視界を塞ぎ、部屋から人の気配を消すなどして、犬が落ち着いて眠れる環境を作ってあげてください。

犬が新しい住環境に慣れてくれば、飼主や家族の方を自分の家族(味方)と判断します。

そして、ケージの周囲がどんなに騒がしくても、また段ボールなどでわざわざ囲わなくても、犬は安心して熟睡してくれると思います。

遊び(動き)

犬は、信頼する飼主の方と触れ合って遊ぶときが、もっとも至福の時間、といっても過言ではありません。

飼主の方は、犬とのコミュニケーションを深めることによって信頼関係を築き、また良い躾けの機会にもなります。

◆遊びの内容

遊びの内容としては、犬の本能を刺激する遊び方が、ストレス解消のためにもお勧めです。

例えば、室内ではロープの引っ張りっこ(永久歯が定着してから)やおもちゃ投げ、屋外ではボール投げなどは如何でしょうか?

◆犬と遊ぶうえで注意すべき点

1)それぞれの犬の体力に見合った運動量を見極める。

チワワ、マルチーズ、ヨークシャーテリアなど、室内で走り回っていれば充分な運動量を確保出来る犬種であっても、ストレスの解消、他の人や犬との交流などの社会性を身に付けるために、散歩やドッグランなどでの運動を強くお勧めします。

まして、抜群な運動能力を持つ柴に代表される日本犬、ボーダーコリーに代表される牧羊犬、レトリバーに代表される猟犬などは、充分に時間をかけた散歩はもちろん、加えてボール遊びや自転車引き等のシッカリした運動が必要です。

犬は、犬種に見合った運動量が不足すると、その運動不足(体を動かせないこと)が原因で、さらにストレスが溜まり、太りやすくなってしまいます。

逆に、少ない運動量で足りる犬が、散歩中に立ち止まった際ムリヤリ引っ張ったり、嫌がっているのに散歩の距離をドンドン伸ばしたり等の過度な運動も、犬の生活に必要な最低限の体力まで奪ってしまいます

2)長胴短脚体型の犬は、肥満と、高所からの飛び降り、ジャンプに注意する。

ミニチュアダックスフンドやコーギーのような長胴短脚体型の犬は、独特の体型から、椎間板ヘルニアに注意する必要があります。

まず普段の食生活では、太り過ぎないように管理しなければなりません。

加えて遊びの最中には、高所からの飛び降りや、後ろ脚を使った上方への(サークルや仕切り板を飛び越えようとする)ジャンプなどで、背骨や股関節に負担をかけないような注意、犬を常に手元へ置いてあげることが必要です。

の2点でしょう。

◆犬と遊びながら特に観察すべき怪我や病気

いつもの通り元気に走り回っていれば、全く問題はありません。初めての飼主の方でも簡単にわかる怪我や病気の見分け方としては、

1)犬の歩き方、走り方に異常は無いか?=捻挫、脱臼、骨折等
例えば、ビッコを引いていないか。足の動かし方がおかしくないか。痛がっていないかなど。

2)犬にいつもの元気はあるか?=栄養不足、内臓疾患等
少し歩いただけで、グッタリへたり込んでしまう、体力が明らかに減退しているなど。

の2点でしょう。

どちらの場合も、獣医以外の素人が簡単に出来る応急処置はありません。直ちにかかりつけの動物病院を受診してください。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする