犬の食べ過ぎと、食糞対策

犬を飼育するうえで、飼い主の方の最大の悩みは、おそらく『食事』であろうと思います。

食べ過ぎ、食糞、食べない、噛まない(飲み込む)、食べムラ、、、

まず『食事』について、お悩みの解決策を提案します。

食べ過ぎ

1.犬の摂食量の推移

大半の健康な犬は、自分の適正な摂食量を理解しています。

離乳期(一般的にはふやかしフード)を終えた子犬の摂食量は、ピーク期(生後6~8ヵ月)に向かって、ドンドン増えていきます。

その後は徐々に減って、小型犬ですと生後10~12ヵ月齢、大型犬は2歳位までに、子犬用に比べて量の割にカロリーが少ない(かさばる)大人用のフードへ、切り替える必要があります。

2.摂食量が多過ぎると?

健康な犬は、摂食量が多過ぎる場合、食べ残すかお腹を下して(※)教えてくれます。
※軟便や下痢を排泄しますが、この場合は病気罹患や食糞の可能性もあり、健康状態に注意が必要です。

ただ、なかには際限なく食べ続けて、お腹も下さず、結果として太ってしまう犬もいます。

肥満は、怪我や足腰の退化、また胃拡張や糖尿病等の病気の原因となりますので、注意が必要です。

3.摂食量を制限する方法

大半の良質なドッグフードは、袋の裏面に、犬の体重毎の標準的な摂食量が書いてあります。

袋に記載されている摂食量は、あくまで参考値で個体差があります。摂食量の1~2割程度のプラスマイナスは、気にしなくても構いません。

ただ、記載値からかけ離れて摂食量が多過ぎたり、見た目が明らかに太り過ぎの場合は、将来の怪我や病気罹患に備えて、まず摂食量を制限してみてください。

摂食量を制限する場合は、量を一気に落とすのではなく、まずおやつを止めて、その後に量を少しずつ減らし、ワンちゃんの胃袋を徐々に小さくしていきましょう。

それでもダメなときは、かかりつけの動物病院で先生の診断を受け(※)、ダイエット(シニア)フードへ変更する必要があります。
※犬のダイエットの素人療法は、危険です。特に子犬期は、成長に必要な最低限のカロリーを摂取しなければなりません。子犬限定ですが、「少し太いかな?」程度はOKです。

4.食事の回数

結論から言えば、犬種にかかわらず、幼犬期は1日3~4回、子犬期は2~3回、成犬期は2回、シニア期は2~3回程度が適当です。

1日あたりの適切な摂取量を、摂取回数に分けて与えてください。

数十年前までの和犬がメインだった時代は、犬の食事は1日1回が常識でしたが、現代では人と同様に、摂食回数が少ないと栄養過多になりやすいことがわかっています。

5.食器を工夫する

食事を数秒で完食してしまうなど摂食時間が早過ぎる場合も、誤飲、栄養過多や胃拡張の心配があります。

ペット用品店やネットショップで、凹凸の形状で犬がフードを舐め取り難い食器が市販されていますので、活用してみてください。

食糞

1.食糞とは?

子犬期は、まだ胃腸が未成熟で、うんちが完全に消化されない(フードの匂いが残る)状態で排泄されます。

そこで、子犬が空腹を我慢出来ない状態ですと、フードの匂いにつられて、うんちに手を出す(食べる)ことがあります。この行為を「食糞」と言います。

2.食糞のリスク

子犬が、自分のお腹から排泄したうんちを食べた程度では、健康上の大きな支障はありません(※)ので、すぐに動物病院へ連れて行く必要はありません。
※食糞後のうんちは、一時的に軟便になることが多いです。

犬社会では、もともと子犬は好奇心から、母犬は捕食者から子犬を守るために食糞していたと言われています。

こうした自然な行動としての食糞については、その大半は自然に治ります。

ただ、万一食糞が習慣化したり、単調なフードに飽きたり、変えたフードを食べられないことからくる空腹感、飼主の気を引けないといったストレスから、散歩中にマナーの悪い飼主が残した別の犬のうんちを食べてしまうと、菌や害虫が犬に感染してしまう可能性もあります。

ケージ内のトイレなどに明らかなうんちの排泄痕があって、また排泄直後でうんち臭がするのに、実際のうんちが見当たらない場合は、子犬が食糞している可能性が高いです。

3.食糞の対策

1)摂食量を少し増やして、胃袋を満タンにして、わざわざうんちを食べなくても良い状態にする。

2)特に子犬は、うんちの臭いにつられることが多いので、臭いが少ないフードに変える

3)犬が排泄したうんちを、すぐ(食べる前)に片付ける

しかありません。

仮に子犬がダイエット中であっても、一時ストップして、摂食量を少し増やしてください。

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