犬にトイレをしつける方法

犬は、必ずしつけることが出来る

飼主の方は、子犬のしつけは簡単だけど、成犬のしつけは難しいと言います。
確かに、一般的には成犬のしつけは時間がかかりますし、保護犬は更に時間が必要です。

ただ、あなたがジックリしつけていけば、確実に入ります。
焦らずに、落ち着いて、正しくしつけてください。

ここでは、トイレのしつけについて説明します。

おしっこのしつけは、マーキングという本能を利用する

おしっこは、犬のマーキングという本能を、最大限利用してしつけます。
犬のマーキングとは、自分の尿でテリトリーを主張する本能です。

特に自分を含めた犬の尿の臭いがあると、その上から自分の尿を排泄して、テリトリーを主張します。
雌雄どちらの犬も持つ本能ですが、雄のほうに、やや強く出現すると言われています。

まずあなたの犬のおしっこをトイレシーツに染み込ませ、そのシーツをケージのトイレマットへセッティングしてください。
そのまま一晩置けば臭いが付きますので、シーツは交換しても大丈夫です。

併せて、ペット用消臭剤を使用して、失敗したおしっこの臭いを完全に除去してください。
早ければ翌日中、遅くとも3日程度で、おしっこはトイレへ排泄出来るようになります。

おしっこのしつけは、一日でも早く始めてください。出来れば、あなたが犬をお迎えした当日からお願いします。
あなたがトイレの位置を正確に指示してあげないと、犬はトイレの位置に迷って、最終的には何処で排泄してもOKと勘違いしてしまうからです。

特に子犬の場合、最初のうちは、キチンとトイレへ排泄出来たら、まず抱き上げて大きな声とボディータッチで大げさに褒めて、しばらく一緒に遊んであげることが効果的です。
子犬は、一緒に遊んで欲しくて、自分からトイレを探しておしっこを絞り出すようになります。

もともと犬は、物を口に入れて、噛んで確認する本能があります。
また子犬の場合、永久歯が定着するまでは歯が痒く、モノを噛んで痒みを紛らわす習性があります。

このような本能や習性から、トイレシーツを噛み切って、中身の吸水材を誤飲することがあります。
上の写真のようなメッシュトイレですと、あなたの犬がシーツを噛むいたずらを予防することが出来ます。

男の子の脚上げおしっこも、予防策有り

男の子の場合、片脚を上げておしっこを排泄するので、ケージを汚すと言われる方が多いです。
ただ、最初の発情前(生後6~8ヵ月齢)までに去勢手術を実施すれば、一生涯片脚を上げておしっこを排泄することはありません。

去勢手術は、女の子の避妊手術と比べて、獣医の初心者でもほぼ問題の無い簡易で安全な手術です。
現在では、その大半が日帰り手術になっています。

ただ、去勢手術はデメリットが少ないですが、精巣器官を切除してしまいますので、元に戻すことが出来ません。
一度手術をしてしまいますと、取り返しがつきません。

ご家族でよく相談したうえで、子孫は残さないと決まれば、去勢手術を施すことで、トイレのしつけがとても楽になります。
雌の不必要な妊娠も予防出来ますし、一般的に性格が穏やかになると言われています。

デメリットとしては、ごく稀にホルモンバランスを崩して太り、食事管理が必要となるケースが見受けられます。

中型犬より大きい男の子で発情前に去勢手術しなかった場合は、片脚を上げておしっこを排泄するため、平面のトイレでは収まり切れないことがあります。
この場合は、トイレの側面にもトイレシーツを貼り付けるなどの工夫が必要です。
また、メーカーによっては、男の子用の壁が付いたトイレマットもあります。

うんちのしつけは、トイレでの排泄を習慣化させる

うんちの躾けは、概ね1~2週間は必要です。
おしっことは異なり、時間をかけてトイレでの排泄を習慣化させるしか無いからです。

犬は、もともと清潔を好む動物です。
おしっこをしつけて犬がトイレへ排泄し続けると、最初はマーキングのつもりが、徐々に自分のトイレの位置を認識出来てきます。
自分のトイレの位置が決まると、他の場所ではうんちを排泄しなくなり、トイレだけで排泄するようになってきます。

あなたの犬がうんちをトイレでキチンと排泄することが出来たら、ボディータッチと大きな声でシッカリ褒めて、早く継続して排泄出来るようにしつけてみてください。

食欲が良いガッツリ系の子犬や母犬の場合、排泄したうんちを放置していると、食べてしまうことがあります。
※食糞と対処方法の説明はこちら
排泄したうんちは、夜間などやむを得ない場合を除き、極力直ちに片付けてください。

失敗しても叱らない

トイレのしつけでもっとも注意しなければならないことは、失敗しても絶対に叱らない、黙って片付けて、ペット用消臭剤で臭いを出来る限り除去することです。

犬は、トイレの失敗で飼主の方に叱られると、排泄自体を叱られたと勘違いして、排泄を我慢したり、飼主の方の視線が届かないところで排泄してしまいます。
その結果、犬のストレス、病気や、飼育環境の思わぬ悪化を招いてしまいますので、充分注意してください。

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まとめ

1.おしっこのしつけは、お迎えしたらすぐに始める。

2.トイレシーツに、おしっこの臭いを付ける。

3.キチンと出来たら、ボディータッチと大きい声で大げさに褒めてあげる。

4.失敗したら、叱らずに黙って片付ける。

5.うんちの躾けは辛抱強く、食糞予防のため、確認したら直ちに片付ける。

といったところです。

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